リフォームの豆知識 床暖房 その2
床暖房を使ったリフォームをする場合、仕上げ材は重要です。
今回は仕上げ材について書いてみたいと思います。
床暖房を導入する場合、考えないといけないのが「仕上げ材」です。
現在ではフローリングだけではなく、タイルや畳、カーペットなども選べます。
床暖房対応を素材を選ぶことで、いろいろな選択肢があります。
フローリング
昔はフローリングに使える材質も限られていましたが、今では無垢材も床暖房対応のものが多くなり、選べるようになりました。
選ぶ上で重要なのは、自然乾燥させた後で、強制乾燥させているものを選ぶことです。
時間をゆっくりかけて乾燥させた木材は、床暖房としての温度変化にも耐えることができます。
この作業をしっかり行っている材質であれば、比較的問題はおこりにくく、床板が反ってしまうといった現象にはなりにくい傾向にあります。
ただ、床暖房対応の木材であっても、まれに反ったり割れたりすることがあり、あくまでも自然素材だということを認識して選ぶ必要があります。
石やタイル
最近、フローリング以外で人気を集めているのが石やタイルです。
特にペットを飼っている家族に選ばれることが多いです。
蓄熱性や熱伝導性が高い素材ですので、冬場をしのぐためにも床暖房と並行して選びたい素材です。
石やタイルを選ぶ場合、施工の問題は設計者によく相談して決めて下さい。
畳やカーペット
畳の場合は従来の畳は床暖房に対応していません。
畳の素材が床暖房に対応している必要があります。
乾燥、収縮が少ない床暖房対応の畳が売られています。
また、カーペットの場合は、気になるのは「ダニの発生」です。
ダニが発生しやすい気温は20度から30度ですが、床暖房の運転温度は27度から30度以上ですからダニの発生を引き起こすことは少ないです。
また、せっかくリフォームで床暖房を設置したのに、床暖房対応ではないカーペットを上に敷いてしまうと、暖かさが伝わりにくかったり、フローリングやタイルなどの床材のトラブルにもつながるので、気をつけて選んで下さいね。
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