リフォームあるある!

ラグやカーペットの使い方その3 素材


リフォームの時に重宝されるラグやカーペットの素材を紹介しています。

前回は、天然繊維の代表的なウールについてお話しました。

今回は合成繊維のお話です。

ポリアミド

現在、商品化されている合成繊維のなかでもカーペット市場の大半を占める素材です。

ポリアミドは、聞きなれなくても「ナイロン」といえば誰でも知っていると思います。

アメリカのデュポン社の製品である「ナイロン」によって世界的に有名になりました。

強度があり、油、カビ、薬品、虫害にも強いのが特徴です。

特に折り曲げて使用した場合の弾力や摩擦強度は、他の繊維と比べても高いです。

ですから、廊下や階段などの歩行量の多い場所での使用にも適しています。

元々はシルクの質感に似せて開発されたので、大変柔らかな風合いがあります。

大量生産によって、安く手に入る上に耐久性があり、なおかつメンテナンスフリーのために、リフォームでも幅広く使われています。

ポリプロピレン

石油精製の過程で大量に発生するプロピレンを溶融紡糸したものです。

繊維の中でも最も軽いのが特徴です。

耐熱性や弾力性、吸湿性にはやや難点があるものの、湿気には強いために、カビや虫に侵食されにくく、ポリアミドと同じように強度には優れています。

通行量の多い場所やキッチンなどで使われることが多い素材です。

カーペットは、床材として広く使われていますが、製造工程や素材、特殊な技術など、安価なものから、大変高価なものまで幅広くあります。

リフォームの際には、使用目的と予算に合わせて、選びたいものですね。

次回は、カーペットの性能面から床材として考えてみたいと思います。

 

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