工賃が底の今
その底の工賃よりもさらに価格を
下げて受注しようという業者は、大変キケンです。
大きな声で申します・・
一番安い見積もりを持ってきた業者に
安易に発注するのはやめましょう！
受注の段階で赤字であっても、とりあえずお金を
回すことで、少しでも銀行の返済にあてよう、
生きながらえよう、そんな目的で格安受注しようとする
業者が存在するのです。
見積もりだけ見て判断すると「あ、安い」というわけで…
発注してしまいそうになりますが…
そういったところで、工事をお願いしてしまうと…
資金繰りに苦しい業者なので、半年後いや、
来月には潰れている可能性があるのです。
もし、工事に問題が出て、クレームを出そうにも、
その会社自体がなくなっていた、という可能性があります。
なので…底の値段よりもさらに底という
見積もりを提出してきた業者には十分注意する必要があります！
私が接してきたお客様の中には
「とりあえず見た目だけキレイになればいい」、
という方もいらっしゃいましたが、半年後、一年後に、
壁紙がはがれてきた、塗料はがれてきた、電気が
バチバチとショートしている…
等々の、欠陥工事となるケースが多々あります。
では、どうすれば適正な価格がわかるのでしょうか？
実は、通常の「リフォーム相場」は、積算資料
というものによりキチンと決まっています。
書籍名：積算資料・リフォーム編（一般財団法人経済調査会 刊）
リフォームを発注する際、本当に値段で悩んだ時など、
複数社の見積もりだけでなく、こうした書籍で値段を
確認することも大事です。
かなりの分厚さですが、索引に分かれているので
引きやすいです。
是非、施工希望箇所の値段を確認してみてください。
かなり細かく掲載されています。
建築の見積もりに掲載される建材や品番などが
幅広く網羅されています。
手すりの取り付けにはこのくらい、
トイレ周りの工事はいくら、
アルミサッシを新たに入れるにはこのくらい…。
仕上げ材や、タイルなど、細かな設定もキチンと書かれています。
知り合いのインテリア関係者などに見せても
「わあ、面白いですね」
と言われます（実際に私が読んでも…発見できることがあります）
ありとあらゆる建材、クロスから、床材、水道工事まで
品番もかなり掲載されています。
この本の存在自体、一般のユーザーには知られていないでしょう？
本屋で見ることもない（取り寄せはできます）、
そんな場合でも心配は無用です。
一般的には複数社に見積もりを依頼し（これは私の意見ですが）
その中で値段が真ん中の業者をとること、
そしてなおかつ「人を見る」ことをお薦めします。
リフォームは家の大事にかかわる、大きな「買い物」です。
どうぞ、慎重になさってください。
本日もご覧いただきありがとうございました。
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